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独立・キャリア

不動産で独立・開業する前に作っておきたい人脈|開業後すぐに売上を立てるための準備

公開日 / ツナガる編集部

開業したばかりの不動産事務所の前で鍵を持つ経営者と、金融・士業・管理・パートナーを表すアイコンのイラスト

不動産業は比較的少ない資金で独立できる業種ですが、開業してから最初の売上が立つまでの期間が長引くと、資金より先に気持ちが折れます。開業直後の売上を左右するのは、看板でも広告でもなく、在職中に作っておいた人脈です。この記事では、独立前に揃えておきたい人脈の種類と、円満に独立して関係を持ち越すための注意点を整理します。

独立後の最初の1年は「人脈の貯金」で回る

開業してすぐは、ポータルサイトへの掲載費もかけにくく、反響だけで数字を作るのは難しいのが実情です。最初の案件の多くは、以前からの取引先や知人からの相談、同業者からの客付け依頼、士業からの紹介といった「顔のつながり」から来ます。

会社の看板がなくなった状態でも連絡をくれる相手が何人いるか。これが独立後1年目の売上のベースになります。だからこそ、独立を決めた時点から、人脈を「会社のもの」ではなく「自分のもの」に変えていく準備が要ります。

独立前に揃えておきたい6種類の人脈

1. 客付け・元付けをお願いし合える同業者

独立直後は自社で物件も顧客も足りません。物件を持っている会社から客付けを任せてもらう、自分の顧客に合う物件を持つ会社を知っている。この両方向の相手を、エリアと種別ごとに複数持っておくと、開業初月から動ける案件が生まれます。

同業者との関係を在職中から広げておく場として、不動産業界の人だけが集まる交流会は有効です。ツナガるの不動産交流会の開催予定は不動産交流会・イベント一覧をご覧ください。

2. 司法書士・税理士・土地家屋調査士などの士業

決済・登記・相続・確定測量。取引を進めるたびに士業の力が要ります。会社にいる間は総務や先輩が手配してくれていた相手を、自分の名前で頼める関係にしておきましょう。士業側も開業したばかりの不動産会社を顧客として歓迎してくれることが多く、相互紹介の関係になりやすい相手です。

3. 融資に強い金融機関の担当者

買主の住宅ローン・投資家の融資・自社の運転資金。金融機関との関係は、独立後に一から作ると時間がかかります。在職中に担当者と名刺を交換し、案件を一緒に通した経験を作っておくと、独立後も相談に乗ってもらえます。

4. 管理会社・リフォーム・ハウスクリーニング

賃貸や収益物件を扱うなら、管理を任せられる会社、原状回復やリフォームを頼める職人・会社との関係が、そのまま提案力の差になります。相見積もりが取れる程度に複数持っておくのが理想です。

5. 独立を経験した同業の先輩

免許申請、保証協会への加入、事務所の要件、開業資金の目安、最初の1年で何に困ったか。先に独立した人に聞けば数時間で分かることを、自分で調べると数週間かかります。交流会で独立済みの経営者に会ったら、開業の経緯を聞いてみると多くのことを教えてもらえます。

6. 独立後に相談してくれそうな見込み客

在職中に担当したお客様を会社から持ち出すことはできませんが、あなた個人を信頼して連絡をくれる方はいます。独立の挨拶を送れる相手のリストを、会社の顧客情報とは切り分けて、自分の名刺交換履歴や個人的なつながりの範囲で整理しておきましょう。

円満に独立して人脈を持ち越すための注意点

  • 会社の顧客名簿・物件情報・社内資料を持ち出さない(不正競争防止法・就業規則に関わり、業界内での信用も失う)
  • 退職前に取引先へ引き抜き的な営業をしない。独立後の挨拶で十分伝わる
  • 退職の意思は早めに伝え、引き継ぎを丁寧に行う。前職との関係が良好だと、独立後に案件を回してもらえることもある
  • 独立後は前職の悪口を言わない。業界は狭く、必ず本人に届く

独立で一番大きな資産は「あの人なら大丈夫」という評判です。在職中の振る舞いは、そのまま独立後の人脈の質になります。

開業直後にやるべき人脈の使い方

  1. 開業の挨拶を、上の6種類の相手全員に個別に送る(一斉送信より一人ずつ)
  2. 「今こういう案件を探しています/こういう案件なら対応できます」を具体的に書く
  3. 同業者向けの交流会に定期的に顔を出し、「独立した」ことを業界内に知ってもらう
  4. 最初の案件は利益より「一緒にやった実績」を優先し、紹介元に結果を報告する

開業から3か月間は、営業活動の半分を「人に会うこと」に使うくらいでちょうどよい、と話す経営者は少なくありません。

まとめ

不動産で独立して最初の1年を乗り切るために必要なのは、同業者・士業・金融機関・管理/リフォーム・独立の先輩・見込み客の6種類の人脈です。在職中から会社のルールの範囲で、自分の名前で頼み合える関係を作っておきましょう。

ツナガるは、不動産業界に特化した業者間マッチングプラットフォームです。独立前後の同業者・士業とのつながりづくりに、交流会と会員同士のマッチングをご活用ください。会員登録は無料です。無料で会員登録する

よくある質問

Q. 不動産で独立するとき、人脈がほとんどない状態でも開業できますか?
開業自体は可能ですが、最初の売上が立つまでの期間が長くなりやすく、資金計画に余裕が必要です。開業前後に同業者向けの交流会へ継続的に参加し、客付け・元付けの相手と士業を早めに揃えることをおすすめします。
Q. 前職のお客様に独立の挨拶を送ってもよいですか?
会社の顧客名簿や社内資料を使った連絡は避けてください。個人的な名刺交換や私的なつながりの範囲で、就業規則・秘密保持契約に反しない形で挨拶するのが原則です。判断に迷う場合は弁護士など専門家に確認してください。
Q. 独立後、同業者の交流会にはどのくらいの頻度で出るべきですか?
開業から半年程度は月1回以上を目安に、同じ交流会へ継続して参加すると顔を覚えてもらいやすくなります。一度会った相手とは、その後の連絡や小さな案件の協力で関係を深めていくことが重要です。

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