ツナガる(TSUNAGARU) - 不動産業界BtoBマッチング
JPX PRIME TOKYO

不動産業者のためのマッチングプラットフォーム

株式会社あどばるは東証プライム上場の株式会社ビジョングループ会社です。

マッチング・DX

不動産テックとは|分類と、業者間の仕事で使いどころがある領域

公開日 / ツナガる編集部

手描きの図と矢印で埋まったホワイトボードを囲んで話し合う小さなチーム

不動産テックとは、不動産の取引や管理の仕事を技術で効率化するサービスの総称です。言葉は広く使われていますが、指している範囲は人によって違います。この記事では、不動産テックを業務領域ごとに分類し、それぞれが不動産会社のどの仕事に効くのかを整理します。そのうえで、同業者とのやり取りが多い業者間の領域で、どこに使いどころがあるかを考えます。

不動産テックとは何を指す言葉か

不動産テックは、不動産と技術を組み合わせた言葉です。物件の情報を探す、契約書を作る、入居者とやり取りする、同業者と物件を確認し合うといった仕事を、ソフトウェアやオンラインの仕組みで速く正確にするサービスをまとめて呼びます。

特定の製品を指す言葉ではありません。範囲が広いぶん、「不動産テックを導入する」と言っても中身は会社ごとに違います。話をかみ合わせるには、どの業務を変えたいのかを先に決めておく必要があります。社内で話すときも、取引先と話すときも、領域の名前で会話をそろえると誤解が減ります。

業務領域で見る不動産テックの分類

不動産テックは、技術の種類より、効率化する業務で分けると整理しやすくなります。不動産会社の仕事に沿って分けると、次の領域に分かれます。

  • 集客:物件の掲載、問い合わせの受付、反響の管理を助ける
  • 業務管理:顧客管理、追客、契約書類の作成や電子化を支える
  • 物件管理:入居者とのやり取り、修繕の手配、賃料の管理を効率化する
  • 査定・分析:相場や取引事例をもとに価格の目安を出す
  • 業者間流通:物件確認、空室情報の共有、内見や申込の受付を速くする
  • マッチング:協力できる同業者や、案件に合う相手を探す

一つのサービスが複数の領域にまたがる場合もあります。分類は製品を選ぶためのものではなく、自社の業務のどこに手を入れるかを考えるための地図として使うと役立ちます。

業者間の仕事で使いどころがある領域

客付けと元付け、仲介と管理のように、同業者同士でやり取りする場面は、電話や書面の往復が多く、時間がかかりやすい仕事です。この領域では、技術が効く場面がはっきりしています。

物件確認と空室情報の共有

募集状況の確認は、何度も同じ質問が行き交う業務です。空室や募集条件が共有されていれば、確認の電話を減らし、元付け側の負担も軽くなります。情報の更新が遅れると、かえって行き違いが起きる点には注意が要ります。

内見と申込の受付

内見の予約や申込の受付は、客付け側と元付け側の予定をすり合わせる仕事です。受付の時間や必要書類が共有されていれば、問い合わせの往復が減り、お客様を待たせる時間も短くなります。書類を受け渡すときは、どの情報を誰が見られるかを先に決めておくと行き違いを防げます。

協力できる相手を探す

扱わないエリアや種別の案件を任せたい、売却の相談に強い相手を探したい、といった場面では、相手を見つけること自体が仕事になります。業者間のマッチングは、この「誰と組むか」を探す手間を減らすための領域です。

業者間マッチングの仕組みは「不動産マッチングプラットフォームとは|業者間マッチングの仕組みと使いどころ」で、デジタルと対面の使い分けは「不動産DXとは|デジタルと対面の使い分けと人のつながりの価値」で詳しく取り上げています。

不動産テックを取り入れる前の判断基準

便利そうだから入れる、という順番では定着しません。導入前に、次の観点で自社の状況を確かめてください。

  1. 困りごと:どの業務で、誰の時間が、どれだけ取られているか
  2. 相手の有無:業者間の仕組みなら、やり取りする同業者も使っているか
  3. 運用の担当:入力や更新を誰が、いつ行うか
  4. 情報の扱い:お客様の情報を載せる場合の保管と共有の範囲

お客様の情報を扱う仕組みでは、本人の了承を得て必要な範囲にとどめ、自社の個人情報の取り扱いに沿って保管することが前提です。契約や法令に関わる機能は、法令と自社規程を確認したうえで使い方を決めてください。

技術で置き換えにくい業者間の信頼

業者間の仕事では、仕組みが整っても、最後に案件を任せるかどうかは相手への信頼で決まります。返事が早い、約束を守る、報告が丁寧といった積み重ねは、画面の上では測りにくいものです。

技術は出会いと連絡を速くします。信頼を育てるのは人です。オンラインで見つけた相手と一度会って話すと、その後のやり取りが滑らかになる場合があります。

まとめ

不動産テックは製品名ではなく、業務を効率化する技術の総称です。自社のどの業務に効かせたいかを領域で絞れば、選ぶべき仕組みも見えてきます。手始めに、同業者とのやり取りで時間がかかっている業務を一つ書き出してください。

同業者と知り合う場として、ツナガるが東京都内で定期開催している不動産交流会の予定を不動産交流会・イベント一覧からご確認ください。

ツナガるは不動産業界に特化した業者間マッチングです。会員登録は無料です。無料で会員登録する

よくある質問

Q. 不動産テックと不動産DXは何が違いますか?
不動産テックは、技術を使ったサービスや仕組みそのものを指す言葉です。不動産DXは、そうした技術を使って会社の業務や働き方を変えていく取り組みを指して使われます。テックは道具、DXは道具を使った変化と考えると区別しやすくなります。
Q. 小さな不動産会社でも不動産テックは使えますか?
使えます。規模より、どの業務で時間が取られているかで考えるのが基本です。物件確認や追客など、繰り返しの多い業務から一つ選んで試すと、効果を確かめやすくなります。運用の担当と更新の手順を先に決めておくと定着しやすくなります。
Q. 業者間の仕事で不動産テックを使うときの注意点は何ですか?
相手の同業者も同じ仕組みを使っているかを確かめることです。業者間の仕組みは、やり取りする相手がいて初めて効果が出ます。お客様の情報を共有する場合は、本人の了承を得て必要な範囲にとどめ、自社の取り扱いの決まりに沿って保管してください。