客付け・元付けのパートナーを見つける方法|業者間の協力関係を増やして成約を早める
公開日 / ツナガる編集部

不動産の仲介は、物件を預かる側(元付け)とお客様を連れてくる側(客付け)が協力して初めて成約になります。自社だけで両方をそろえられる案件は限られるため、「頼める相手」を業者間でどれだけ持っているかが、成約までのスピードと件数を左右します。この記事では、客付け・元付けの基本を整理したうえで、信頼できるパートナーの探し方と、関係を長く続けるためのルールをまとめます。
客付けと元付けの関係をおさらい
- 元付け(もとづけ):売主・貸主から直接、物件の売却や賃貸の依頼を受けている仲介会社
- 客付け(きゃくづけ):買主・借主を見つけて、元付け会社の物件に案内・申込をつなぐ仲介会社
元付け会社は「早く・確実に決めてくれる客付け会社」を求め、客付け会社は「情報が正確で、申込から契約までスムーズな元付け会社」を求めています。どちらの立場でも、相手の顔が見えている会社が複数あると、案件の進み方がまったく変わります。
レインズや業者間流通サイトで物件は探せますが、「この会社の担当者なら安心して任せられる」という関係は、サイト上では作れません。ここに業者間の人脈づくりの価値があります。
パートナーを見つける3つのルート
1. 不動産業界向けの交流会
不動産業者だけが集まる交流会には、元付けを多く持つ会社、客付けが得意な会社、管理会社、建築・リフォーム会社、士業が同じ場に集まります。「どのエリアの、どの種別を、どちらの立場で扱っているか」を最初に確認し合えるため、パートナー候補を短時間で見つけやすいのが利点です。
ツナガるが東京都内で定期開催している不動産交流会も、客付け・元付けのパートナー探しを目的に参加される方が多い場です。開催予定と過去の開催実績は不動産交流会・イベント一覧をご覧ください。
2. 業者間のマッチングサービス
エリア・種別・立場(元付け/客付け)などの条件で相手を探せるサービスを使うと、交流会に出られないタイミングでも候補を増やせます。交流会で会った相手とサービス上でもつながっておくと、連絡先の管理と関係の維持が楽になります。
3. 取引済みの相手からの紹介
一度きちんと決済まで進めた相手に、「○○エリアで客付けが強い会社をご存じないですか」と聞くのが、質のよいパートナーを見つける最短ルートです。紹介された相手には、紹介元の信用を落とさない対応を心がけましょう。
良いパートナーを見分ける6つのポイント
- レスポンスが早い(問い合わせ・内見調整・申込の返事)
- 物件情報・顧客情報が正確で、聞いたことに対して曖昧に答えない
- 得意なエリア・種別・価格帯をはっきり言える
- 自社で決められない案件を抱え込まず、他社に回せる
- 広告や案内のルール(先物・他社付けの扱いなど)を守る
- 決済後も連絡が続き、次の案件の話ができる
交流会で会っただけでは判断できないため、最初は小さな案件を一緒にやってみて、この6点を確認するのが確実です。
関係を長く続けるための情報共有のルール
- 物件情報・顧客情報の取り扱い範囲を最初に確認する(掲載可否、他社への再流通の可否)
- 案内・申込・審査の進捗を、聞かれる前に共有する
- 不成約になった場合も理由を伝える(次の提案の精度が上がる)
- 報酬の配分・条件は案件ごとに事前に書面で確認する
- お互いの繁忙期・得意不得意を把握し、無理な依頼をしない
業者間の関係は「一度うまくいった相手と、次も組む」の積み重ねです。情報共有を惜しまない会社には自然と案件が集まります。
パートナー探しでよくある失敗
- 一度の交流会で名刺を集めるだけで、その後に案件の相談をしない
- 条件(エリア・種別・報酬)をすり合わせないまま案内を依頼し、後からもめる
- 相手のレスポンスが遅いのに、断れずに付き合い続けて案件を止めてしまう
- 自社に有利な条件ばかり提示し、相手の売上を考えない
パートナーは数より「一緒に決められた回数」で評価しましょう。半年に一度は付き合いのある業者を棚卸しし、案件が動いていない相手には近況と探している案件を伝え直すと、関係が息を吹き返すことがあります。
まとめ
客付け・元付けのパートナーは、交流会・業者間マッチング・取引済みの相手からの紹介の3ルートで探し、小さな案件で6つのポイントを確認してから本格的に組む。情報共有のルールを最初に決めておけば、関係は長く続きます。
ツナガるは、不動産業界のプロ同士が条件の合う相手と出会うための業者間マッチングプラットフォームです。交流会と会員同士のマッチングで、客付け・元付けのパートナー探しをお手伝いしています。会員登録は無料です。無料で会員登録する
よくある質問
- Q. 客付け会社として、元付け会社に選ばれるにはどうすればよいですか?
- 内見・申込・審査の連絡が早く正確であること、決められる見込みの薄いお客様を無理に案内しないこと、決済後も連絡が続くことの3点です。元付け会社は「確実に決めてくれる客付け」を優先します。
- Q. 元付け会社として、良い客付け会社を増やすには?
- 物件情報を正確に整え、問い合わせへの返答を早くすることが基本です。加えて、不動産業界向けの交流会で客付けが得意な会社と直接会い、案内のルールや報酬条件を事前にすり合わせておくと、継続的に案内してもらいやすくなります。
- Q. 業者間の報酬配分はどう決めればよいですか?
- 案件ごとに事前に書面で確認し、宅地建物取引業法などの法令と自社の規程に従ってください。口頭の合意だけで進めるとトラブルになりやすいため、条件は必ず記録に残しましょう。





